Xでプロ作家さんによる、とあるポストを拝見しました。
その作家さんによれば、他の作家さんはキャットファイトの相手ではないそうです。つまり、友情を育める対象ということですね。
私は「これがプロ作家さんの意識……!」とめまいに似た憧れを抱きました。
自分はアマチュア一次創作BL小説書きですが、同じプラットフォームで作品を発表している他の書き手さんのことをリスペクトこそすれど、友達になりたいと思ったことはありません。
いや、分かりますよ。
創作について語り合える同志がいたら心強いって。
素敵な作品を書く素敵な人と、素敵な関係を築けたら素敵だろうなって。
ひとりぼっちの部屋でしこしこ小説を書いているより、人と交流して心を柔らかくして、気持ちと筆に余裕を持った方がいいって。
でも私という書き手の本能が友達という存在を拒絶します。
そもそも創作友達ってどんな相手? いたことがないから全く分かりません。
私が人様の創作物と出会った時、現れるコマンドは二つです。
⚫︎→なんてすごいんだ。この人の才能に拝跪する!
⚫︎→なんてすごいんだ。自作を頑張る!
つまり、その書き手さんとお友達になりたいという感情が湧いてこないのです。
私って偏狭ですよね。もっと気軽に創作という趣味を楽しんで、積極的に仲間を求めればいいのにと自分でも思うのですが、できませーん。
ワイにとってのBL一次創作とは、上手く書きたいのに上手く書けない自意識をこじらせ、ひとりぼっちの惨めさを味わい、ままならぬ自我と自我のぶつかり合いから這い上がった、それでもやっぱりどうしようもない自我と向き合うことなんですよね。
つまり、孤独と蠱毒の佃煮づくり。それがワイの創作活動や!
それにしても、この競争社会において同業他者に友愛を抱ける度量の広さはすごいです。私の小説が読まれないあいだに、誰かの小説が読まれている。そう考えただけで私は気が狂いそうですよ。いや、もう狂っているかもしれません。
プロ作家さんってすごいなあと思った早春でした。
明日の予定?
起きたら即、小説を書くよ。だってそれが私だもん。