BLと音楽が好き

BLと音楽が好きです

【BL一次創作日記】中長期目標が書き手を救う

現代BL短編を連投したので、さすがに疲れまして。ファンタジーBLの連載を始めました。上品で知的なはてなブログには絶対書けないタイトルなのでリンクは貼りません。(そもそもR18作品のリンクを貼ってよいものか、規約を理解しておりませぬ)

時期的にお庭関連のポストが流れてくるので彼我の差を感じることが多々あります。作品を書いて本という形にまとめて、他の書き手さんと交流もしてイベント参加もして、おまけに商業活動もしてって皆さん本当にバイタリティがあるなあ。

まあ、BL小説を書くことはね、私にとって純粋に趣味だから。競うとか比べるとか、勝つとか負けるといった言葉を持ち込みたくないですね。自分で食べたいものを自炊し、もしかしたら幾ばくかの読者さんに出会えるかなぐらいの気持ちでいきたいです。

pixivで「すき」をいただいた時に通知が来るように設定しております。孤独に倦みそうになった時に「すき」が届くと魂がよみがえりますね。読者の皆さま、本当にありがとうございます。

 

これからの展望を綴りますと、夏頃に戦後をテーマにしたファンタジー小説(非BL、全年齢)をカクヨムで発表したくて鋭意準備中です。こういった中長期目標があるだけで執筆ライフが楽になります。目の前の作品に集中するのはもちろん大事ですが、次もあると考えることで原稿の手離れがよくなるんですよね。

なんで戦記ものではなく戦後小説かというと、自分なりに母国の戦争責任について考えてみたいからです。私は若い頃に韓国の方に多大な恩義を受けたため、日帝時代のさまざまな所業について考えない日はありません。

また、カトリックの教えにも大きな影響を受けており、罪というものがつねに皮膚にはりついているように感じていたりもします。私は無謬の存在ではない。

自分は罪人の系譜に連なっているのだという気持ちを持つ一方で、日本の文豪が書いた戦意高揚の詩に美しさを感じてしまったり、軍装をカッコいいと思ってしまったり矛盾だらけです。

小説に⚪︎⚪︎イズムを持ち込むとろくでもない作品しかできないかもですが、一度戦後というものにガチンコでぶつかってみたいんですよね。正直、自分の技倆を超えているテーマではあるのですが、書きたいんだ……。書きたいんです。

 

今後の課題としては、読書量をもっと増やしたいです。

優先順位が音楽鑑賞>ドラマ・アニメ・映画鑑賞>読書になっているので。ただ、音楽鑑賞でメンタルのバランスを取っているため、遅読は続きそうです。

現在読んでいるのは大岡昇平の「野火」と山﨑豊子の「大地の子」です。どちらも文章の喚起力がすごくて、文字を追えば作品世界にどっぷり入り込んでしまいます。

 

ちるちるのトピックで見かけた、BL好きは現実の同性愛者の方が抱えておられる問題にどう向き合えばいいかという問いに関して。現実に対して逃げ腰の自分がいます。私はセクシャルなフィクションとしてBLを愛好しているただのエロ婆なので、ごめんなさい。何かご協力できることがあれば教えていただきたいけれども、あまり期待しないでくださいという思いです。

自分が娯楽として享受しているフィクションが誰かの痛みのうえに成り立っているのだとすれば、私はそれを放棄しないといけないのかもしれない。その一方で、私はBLというフィクションのいちジャンルによって救われている人間でもあるので、どうしよう。BLと離ればなれになったら自分のコアがなくなってしまうという恐怖感があります。

ひとまずこの問いへの対処法としては、私がBL愛好者であるという事実が誰かを傷つける可能性があるので、社会生活においてはBL好きであることを今後も隠そうと思います。

 

ここのところ訃報が続いております。どんなに才能がある方にも人生の終幕は必ず訪れるという、生きとし生けるものに課せられた定めが厳しく感じられる早春です。自分の場合も若い頃の無理が祟って内臓への負担が如実に出ているので寿命についてよく考えます。

人生の一番苦しい時期に学んだ西洋占星術の死生観が支えになっております。牡羊座が人間の誕生を意味し、牡牛座で五感を獲得して……という一連のストーリー。私はもう魚座、すなわち死後の世界が身近に感じられます。お墓もすでに用意してあるしね。

いつか自分も大きな流れの中に溶け込んで永遠の安らぎを得るのだと信じつつ、老いを引き受けて行く所存です。

 

あと時事ネタではTLで知った政府主導の書店振興プロジェクト?について。

電書派なので、政府のアイディアについて賛成にせよ反対にせよ熱量が持てず、冷たい人間でごめんなさいという感じです。子どもがいないと多くの物事に対して「そうなんですか。大変ですね。頑張ってください。私はあと死ぬだけですので」というよそよそしい感想しか抱けず、本当に申し訳ない限りです。私も健康な体があれば好きな人の赤ちゃんを産んで、子どもと一緒に人生の苦楽を味わいたかったなあ。

多様性の時代とは言っても、社会のメインストリームは子どもを産み育てている方たちだと個人的に思います。基本的には社会の主旋律を奏でるべき人たちの声に調律を合わせて、各種の政策を展開してほしいと切に願います。

 

3.11は仲間といつもの日常を送りたいなと思います。文學界の4月号が配信されるので新たな知見を得たいです。

日記なのでオチはありません。ここまで目を通してくださった方、ありがとうございます。