『創作文芸サークル「キャロット通信」の崩壊』、読みました。
作者さんは男性でしょうか? 可哀想な女主人公が描けて、とっても楽しかっただろうなあというのが感想です。可哀想な女の話が好きな男性読者は一定数いるでしょうから、そのカテゴリでキングを目指せばいいんじゃないかなー。変にメジャーに寄せてこないで、ヘキの作家に徹してくださいな。
それにしても笑える漫画ですね。
こんな繊細な物書きの女、いねぇよwwwwww
ものを書こうと思った時点でその女は世界を創り出そうとしている蛮勇の徒であるので、こんなヨワヨワメンタルなわけがない。
あと、物書きの女は自己愛もすごいぞ。たとえ読者ゼロでも「世界が私の才能に気づいてないのね」ぐらいに思うぞ。
あと、リアル女って創作活動で凹んだとしてもネイル塗ったり、お風呂に入ったりしただけで気分が変わって、「人生最高! 私は私が好き!」ってポジティブスイッチが入ったりするぜ? この作品の女主人公みたいに、思考を突き詰めてウワーンってなるタイプは稀かと。
作者さんにとって、小説を書いてる女の子ってか弱くて、脳内で好きにいじくり回せるいいオモチャだったんでしょうね。
作者さんがヘキを全開にしてる作品って、「はいはい。よかったね」という冷たい接し方になってしまいますね。そのヘキと合えば、「最高!」ってなるのですが。
漫画って、読み手をどこかに連れて行ってくれる乗り物であってほしいな。
こちらの作品は密室に拉致され、ひたすら鬱々とした感情を放り投げられた……。ああ、頭上で作者が「ニチャア」と笑っている……というしょっぱい読後感です。
私はこの手の作品とは断じて違う方向性で創作をやっていこう。読み手のみなさんにちょっとでもハッピーを感じてもらえるBLを書こう。改めてそう決意致しました。ありがとう、キャロット通信。